株式投資ニュース 2月10日

2月10日(水曜日)の株式投資ニュースです。(16時11分更新)

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JSPが前後場ともジリ高基調を続けて昨年来の高値を更新、収益上ぶれ観測続く
JSP<7942>(東1)が前後場ともジリ高基調を続けて昨年来の高値を更新、後場1208円(40円高)まで上げて大引けは1197円(29円高)だった。四半期決算は1月12日に発表済みだが、収益の回復が目立ち、通期見通しに増額修正の期待が続いている。 IT・家電製品の梱包材料や自動車のショック緩衝材など発泡材料の大手。帯電防止材などの高付加価値製品が好調で、収益性が回復。今3月期の連結業績見通しは、売上高を775億円(前期比19.7%減)とするが、営業利益は38億円(同40....

10日の東京株式市場は日経平均が一時1万円回復も上値重く5日ぶり小反発にとどまる
10日の東京株式市場、日経平均株価の大引けは31円09銭高の9963円99銭と5日ぶりに小反発にとどまった。欧州連合(EU)が財政悪化国に支援と伝わり、欧州株・米国株が軒並み高くなり、ドル・ユーロが買われて円続落となったため警戒感が薄れ、一時116円97銭高の1万0049円87銭まで上昇、ザラ場では2月8日以来の1万円台回復となる場面も見られた。午後に入り中国の税関当局が発表した1月の貿易統計は輸入が85%増となるなど予想通り強い数字であったにもかかわらず、上値は重く、あす...

富士フイルムHDは後場一段高、外資系証券の投資判断引き上げ続出を好感
富士フイルムホールディングス<4901>(東1)は後場2882円(106円高)まで上げ、大引けも92円高で強調相場となった。4日ぶりに高くなり急反発。ここ外資系証券の見直しが相次ぎ、さすがに見直す動きとなった。 四半期決算は1月29日に発表済みで、その後、外資系証券による投資判断の引き上げがゴールドマン・サックス証券(2月5日付け)、シティグループ<8710>(東外)のシティグループ証券(同9日)、クレディ・スイス証券(同9日)と続出した。9日は後発医薬品への参入を発表。グ...

河合楽器製作所が後場は上げ一服だが値上がり率上位を維持、中国で楽器が好調
河合楽器製作所<7952>(東1)が後場は上げ一服となりながらも17%前後の値上がりを保ち、14時50分現在125円(19円高)で東証1部の値上がり率2位を維持している。昨日発表の四半期決算と増額修正を好感、前場は25円高まで上げた。 今3月期の連結業績予想は、売上高を従来の545億円から550億円に、経常利益を8億円から14億円に、などと増額。楽器販売は中国向けが好調で、音楽教室は生徒数の減少を見込むが、素材加工事業が拡大の見込み。

エスエス製薬は「30分」経過後も売買停止続く、1位株主のTOB報道を確認中
エスエス製薬<4537>(東1)が14時01分の売買停止から30分を経過したが依然、公開買い付け(TOB)に関する報道の真偽が未確認として売買停止となっている。停止時の株価は14時ちょうどの566円(36円高)。 60・2%を保有する1位株主の独ベーリンガーインゲルハイムが公開買い付けと日本経済新聞の一部夕刊版で伝えられ、東証は14時01分に30分間、売買停止とした。

清水建設は純利益の倍増に意外感あり後場急伸し4日ぶりに反発
清水建設<1803>(東1)は13時に発表した四半期決算を好感して後場急伸。前引けは329円(3円安)だったが、13時過ぎには10円高、14時15分過ぎには12円高まで上げた。4日ぶりに反発。 4〜12月の連結業績は、売上高が前年同期比11.9%減、経常利益も同7.7%減だったが、純利益は国内の事業案件の解約違約金約34億円があり同2.2倍となった。今3月期の見通しは減収減益(純利益のみ増益)を据え置いた。

NIPPOは通期予想の大幅増額を好感し後場急伸、ダブル底を形成の足取り
NIPPO<1881>(東1)も前引け後に発表した四半期決算を好感して後場急伸。前引けは668円(8円安)だったが、13時にかけて740円(64円高)まで上げた。14時現在は711円。 4〜12月の業績は、連結営業利益が前年同期の約10倍となるなど大幅拡大。コスト削減効果が現われることなどを要因に、今3月期の連結業績予想を営業利益で72.5%増額するなどとした。 株価700円台は11月4日以来。ここ600〜700円のゾーンを往復する相場だったが、上抜いてきたため、昨年11月...

大林組は通期予想の減額回避を好感し後場急伸、大林道路の増配・株高の恩恵に期待
大林組<1802>(東1)が前引け後に発表した四半期決算を好感して後場急伸。前引けは317円(4円安)だったが、13時30分現在341円(20円高)まで上げた。 4〜12月の業績は、連結営業利益が前年同期比5.2%減となるなど減収減益。連結受注高も同約31%減。また、今3月期の予想も減収減益のまま据え置いた。 ただ、大林道路<1896>(東1)がさる8日、黒字転換と増配などの好決算を発表し株価も急騰したため、40%を保有する大株主としての恩恵が注目されている。通期予想の減額...

日清紡ホールディングスが自己株取得・増額修正など好感し後場急伸
日清紡ホールディングス<3105>(東1)が11時に四半期決算と自己株取得、増額修正を発表。後場急伸し、824円(86円高)まで上げた後も堅調で13時現在76円高前後で推移している。 800円台は1月29日以来。ブレーキ製品事業の回復とエレクトロニクス製品事業などの赤字縮小を受け、3月通期の連結純利益予想を従来の5億円から10億円に増額修正した。 自己株の取得は上限600万株(自己株を除く発行済み株式の3.27%)を2月12日から3月23日間に実施と発表した。

大和ハウス工業 第3四半期連結純利益は10.3%増
■当初予想を上回るペースで業績は推移 大和ハウス工業<1925>(東1)は、10日の前場引け後に今3月期第3四半期連結業績を発表した。 売上高1兆1664億7300万円(前年同期比4.7%減)、営業利益503億3700万円(同4.2%減)、経常利益501億2100万円(同2.8%減)、純利益280億7000万円(同10.3%増)となった。 昨年11月10日に今3月期通期連結業績予想の上方修正を発表しているように、当初予想を上回るペースで業績は推移している。 事業別の売上高、営...

大気社が後場も堅調で2日続けて昨年来の高値を更新、投資判断の引き上げも効く
大気社<1979>(東1)が大幅続伸し、後場も1490円(57円高)をはさんで堅調。2日続けて昨年来の高値を更新。8日の好決算に続き、10日は三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)の三菱UFJ証券による投資判断の引き上げも効いているようだ。 前場は1523円(90円高)まで上げ、08年9月以来の1500円台回復となった。産業用空調事業の回復などを要因に、8日、今3月期の連結業績見通しを増額修正し、営業利益を従来予想より約82%増の10億円とするなど、収益拡大...

ニコンが収益回復に加え半導体設備の増設ムードを好感し急反発
ニコン<7731>(東1)が急反発となり、前引けにかけて6%高の1871円(107円高)まで上昇。東芝<6502>(東1)の半導体工場建設を手がかりに半導体製造装置の需要拡大期待が高まった。 今3月期の業績見通しは、2月4日の四半期決算で連結営業赤字を従来の180億円から160億円に縮小するなど修正済み。以後、野村ホールディングス<8604>(東1)の野村證券やUBS証券が投資判断を引き上げている。

10日前場の東京株式市場は欧州の財政悪化国への懸念一巡し日経平均は反発
10日前場の東京株式市場は、東証1部銘柄の57%が値上がりし、日経平均は反発。取引時間中としては2月8日以来の1万円台回復となった。 欧州連合(EU)が財政悪化国に支援と伝えられて欧州株・米国株が軒並み高くなり、ドル・ユーロが買われて円安気味になったため警戒感が薄れた。日経平均は10時半にかけて116円97銭高の1万49円87銭まで上げ、前引けも102円88銭高の1万35円78銭。 東証1部の出来高概算は9億3761万株。売買代金は6057億円。1部上場1683銘柄のうち、...

トヨタ自動車はトップ訪米の効果などに期待の動きあり堅調・続伸
トヨタ自動車<7203>(東1)は朝方軟化する場面をみせたが持ち直し堅調・続伸。前引けは3385円(10円高)となった。一時3410円(35円高)があった。 朝方は、米国で新たに「カムリ」もリコールし、米規制当局が「カローラ」も調査と伝えられたため、45円安まで軟化する場面があった。ただ、エコカーの代名詞となっている「プリウス」のリコール手続きを日米で昨9日に終え、豊田社長の訪米も発表されたことで、組織のトップが先頭に立って顔をみせる米国流のスタイルが米国市民に評価し直され...

パイオニアが大型の資金調達を好感し反発、朝方は小安かったが持ち直す
パイオニア<6773>(東1)は小幅続落で始まったが持ち直し、10時30分現在355円(6円高)と反発。昨9日、第三者割当増資でホンダ<7267>(東1)など3社からの資金調達と海外での公募増資を発表。 公募増資では200億円前後を調達し、第三者割当増資による資金調達は、ホンダのほか三菱電機<6503>(東1)、三菱ケミカルホールディングス<4188>(東1)グループの三菱化学が応じ、各々6億〜25億円規模になる予定。


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